分散投資の効果を解説します。
異なった種類の複数の資産に分散して投資をすることを分散投資といいます。
不動産投資の長所として、他の投資対象との相関関係が低く、分散投資効果が高いことが挙げられます。
年金、生命保険などの機関投資家にとっては基本的な投資戦略になっていますし、個人の投資家の方にとっても有益だと思います。
分散投資によって得られるリスクを低く抑える効果は、それぞれの投資対象の動きがバラバラであることにより、得られるものですので、投資対象の相互関係はなるべく小さいほうが分散投資の効果は大きくなります。
不動産は、他の主な投資の対象である株式や債券との相関関係が浅く、不動産を投資ポートフォリオに組み入れたときの分散投資効果は非常に大きいと考えられます。
特に最近は、経済の国際化の中で、世界各国の株式市場や金利市場の相関が深まってきており、次第に国際分散投資による分散投資効果が減少してきています。
多額の資金を運用する機関投資家にとっては、不動産のような他の資産との相関関係の浅い投資の対象は重要性を帯びてきます。
機関投資家が、従来主に投資対象としてきた国内、海外の上場株式及び債券を伝統的資産と呼んでいるのに対して、不動産、未公開株、ヘッジファンド、天然資源などの投資の対象を代替資産と呼んでいます。
不動産投資は、債権と株式の両方の特性を併せ持っており、これらの中間に位置するミドルリスク・ミドルリターンの投資商品ということができます。
不動産を保有している間は、賃貸契約という契約で約束された賃貸料が定期的に入ってくるという点では、債券と似ていますが、売却するときのことを考えると元本が保障されておらず、資産価値が半分になることも、また、2倍、3倍になるという点では、株式と似ているといえます。